Sunday 27 November 2011

大切にするもの

ちょっと技術には関係ないことを

今の会社を12月でやめることにしました
やめるにあたって思うことはいろいろあったのですが、
一つ、方法論レベルで変えようと思うことがあったので書きたいと思います

僕は、○○をやったほうがいいよ~という意見にあまり共感しません

人生は有限である以上、時間の使い方は選択と集中をすべきだと思っています
どんな経験からでも学べることがある以上、やったほうがよいことなんて無限にあり、
そこから得られるものが、いかに自分の将来の方向性と合致するか
また効率よく得られるかということを考えぬいて選び取っていく必要があると思うのです


そんな考え方の背景もあり
僕は仕事を、スキルと実績を残すことが最優先であるとして、
職場の人付き合いをあまり大事にしていませんでした
もちろん愛想は悪くないし、仕事上での相手への気遣いというのには細心の注意を払っていましたが、
例えば仕事後の飲みとか、仕事時間中の雑談なんかは距離を置いていて、
仕事を盾に忙しいオーラを発していたと思います(実際そうやっても日付が変わることはしばしば)

そんなこんなで上海のオフィスを去ることが決まった後、
僕はたかだか3ヶ月(帰国もあって実質2.5ヶ月弱)いただけで、
かつあまり人付き合いのよくなかった自分の去り際はあっさりしたものになると思っていました

しかし実際に僕を待っていたのは、蟹、火鍋、中華、チーズケーキ等数々の送別会
本当に暖かい言葉、残念そうな顔

最後の日、僕は持ってきたチョコレートを配り、握手をしながら自問自答しました
もっとみんなに感謝を伝え、笑顔の思い出を作ることができたんじゃないのか
でも、情を捨ててでも突き進まなければならない厳しい道を選んだのではなかったか

程度の問題だろうし、明確な答えが出たわけではありません
最初に書いた選択と集中をすべきという考え方は変わりません
ただ、今後これまでと同じように、無口で冷めてて控えめというキャラを盾にして仕事だけに没頭することはないでしょう

そして幸い、彼らには上海に行けばまたいつでも会うことができる

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